今回は、滋賀県栗東市にある築年数の経過した事務所を、社員が快適に働ける明るく機能的なオフィスへ改装した施工事例をご紹介します。
お客様のF様から、「社員数が増えて事務所が手狭になり、書類や備品も整理できなくなってきたため、働きやすい空間へ改装したい」と、ホームページを通じてご相談をいただきました。
オフィスの改装では、壁や床を新しくするだけでなく、社員の人数、部署構成、来客頻度、収納量、会議の方法などを確認する必要があります。
今回は、古く暗い印象だった事務所の間取りを見直し、執務スペース、応接室、オンライン会議スペース、書類収納、休憩スペースを整理しました。
さらに、照明、コンセント、通信配線、空調、換気設備も更新し、日々の業務を進めやすいオフィスへ仕上げています。
栗東市で事務所改装のご相談
F様の会社では、事業の拡大に伴って社員数が増え、既存の事務所では十分な作業スペースを確保できなくなっていました。
机や収納棚を必要に応じて追加してきたため、室内には統一感がなく、通路も狭くなっていました。
また、紙の書類や備品の保管場所が分散しており、必要な物を探すために社員が何度も移動する状態でした。
現地調査では、主に次のような課題を確認しました。
- デスクや収納棚が増え、通路が狭くなっている
- 書類の保管場所が分散している
- 来客用の打ち合わせスペースがない
- オンライン会議の音が事務所内へ広がる
- 照明が暗く、場所によって明るさに差がある
- コンセントが少なく、延長コードが増えている
- 空調の風が一部の席へ集中している
- 社員が休憩できる場所がない
内装だけを新しくしても、机や収納の配置を変えなければ、使いにくさは改善されません。
そこで、社員の動きと業務内容を確認し、オフィス全体のレイアウトから見直すことになりました。
お客様のご要望
打ち合わせでは、現在の社員数、将来的な採用予定、部署ごとの業務内容、来客人数、会議の頻度などを詳しくお伺いしました。
F様からいただいた主なご要望は、次のとおりです。
- 社員同士が相談しやすいオフィスにしたい
- 集中して作業できる場所も確保したい
- 来客対応ができる応接室を設けたい
- オンライン会議用の場所をつくりたい
- 書類と備品を整理できる収納を増やしたい
- 将来的な人員増加に対応できるようにしたい
- 延長コードを減らして配線を整理したい
- 社員が休憩できるスペースを設けたい
デザインは、派手さを重視するのではなく、清潔感があり、取引先にも安心感を持ってもらえる落ち着いた雰囲気をご希望でした。
業務内容と社員の動きを確認
オフィスの使いやすさは、デスクの数だけで決まるものではありません。
社員が出社してから退社するまで、どの場所を使い、誰と相談し、どこへ書類を取りに行くのかを確認する必要があります。
今回は、部署ごとの業務内容と連携の頻度を確認しました。
日常的に情報を共有する部署は近くに配置し、電話対応が多い社員と、集中作業が多い社員の席を分けています。
複合機、書庫、備品収納についても、全員が利用しやすい位置を検討しました。
図面上の見た目だけでなく、実際の仕事の流れをもとにレイアウトを計画しています。
細かく区切られていた間取りを整理
改装前の事務所は、背の高い収納棚や簡易的な間仕切りによって、室内が細かく分かれていました。
部署ごとの空間は確保されていましたが、室内全体を見渡しにくく、社員同士が相談するために遠回りする必要がありました。
そこで、不要な間仕切りと収納棚を撤去し、中央に広い執務スペースを設けました。
ただし、すべてを一つの空間にすると、電話や会議の声が広がり、集中しにくくなります。
応接室とオンライン会議スペースは壁で区切り、執務スペースは家具や低い間仕切りで緩やかに分けました。
開放感と集中しやすさの両方を確保したレイアウトです。
部署間で連携しやすいデスク配置
執務スペースでは、部署ごとに完全に離すのではなく、日常的に連携する社員同士が近くなるようにデスクを配置しました。
デスクは、将来的な人員増加や組織変更にも対応できるよう、配置を変えやすいシンプルな形状を採用しています。
椅子を引いた状態でも後ろを人が通れるよう、デスク間の通路幅を確保しました。
書類や備品を持って移動する際にも、社員同士がぶつかりにくい配置です。
窓から入る自然光も考慮し、パソコン画面へ光が直接反射しにくい向きに調整しました。
集中して作業できる席を設置
社員同士が相談しやすいオープンな執務スペースを設ける一方で、資料作成や数字の確認など、集中力が必要な業務に使える席も設けました。
壁向きのカウンター席を設置し、周囲の動きが視界に入りにくい配置としています。
カウンターには電源と通信設備を設け、ノートパソコンを持って自由に利用できるようにしました。
固定席だけでなく、業務内容に応じて作業場所を選べるため、社員が仕事を進めやすくなっています。
来客動線と社員動線を分離
改装前は、来客が打ち合わせ場所へ移動する際、社員のデスクの間を通る必要がありました。
書類やパソコン画面が来客の目に入る可能性があり、社員も落ち着いて仕事をしにくい状態でした。
今回の改装では、入口の近くに受付と応接室を配置しました。
来客は執務スペースの中へ入らずに応接室へ移動できます。
社内情報や業務中の様子が見えにくくなり、社員の集中を妨げにくい動線となりました。
応接室は落ち着きとプライバシーを重視
応接室では、取引先との打ち合わせや採用面接を行うため、執務スペースの音が入りにくく、会話が外へ漏れにくい環境が必要でした。
間仕切り壁の内部には、吸音性を考慮した材料を入れています。
扉の位置も執務スペースの正面を避け、開閉時に室内が見えにくいようにしました。
内装は白と木目を基調とし、壁の一部に落ち着いたグレーを取り入れています。
企業としての信頼感を保ちながら、堅苦しくなりすぎない応接室に仕上げました。
オンライン会議用スペースを新設
改装前は、自席でオンライン会議を行っていたため、会話が周囲へ聞こえ、他の社員の電話音が会議へ入ることがありました。
今回は、一人から二人で使用できるオンライン会議用の小部屋を設けました。
内部にはデスク、電源、通信端子、照明、換気設備を設置しています。
声が響きすぎないよう、壁の一部に吸音性を考慮した仕上げを使用しました。
扉の一部にはガラスを採用し、使用中かどうかを外から確認できるようにしています。
ただし、パソコン画面が外から見えすぎないよう、ガラスの高さと範囲を調整しました。
書類の使用頻度に合わせた収納計画
改装前は、書類棚が事務所内の複数箇所に置かれていました。
必要な書類を探すために社員が何度も移動し、収納棚が通路を狭くする原因にもなっていました。
今回は、保管する書類を使用頻度ごとに整理しました。
日常的に使用する書類は執務スペースの近くへ配置し、長期保管する資料は壁面収納へまとめています。
個人情報や重要書類には、施錠できる収納を設けました。
保管期限を過ぎた書類も整理し、必要以上に大きな収納を増やさない計画としています。
備品収納を一か所にまとめる
文房具、コピー用紙、封筒、梱包用品、清掃用品などは、それぞれ専用の収納へまとめました。
使用する物の種類と在庫量を確認し、棚の高さと奥行きを調整しています。
複合機の近くにはコピー用紙やトナーを保管し、交換時の移動を短くしました。
清掃用品は、書類や事務用品と混ざらない専用収納へ入れています。
物の保管場所が明確になり、在庫の重複購入や探し物を減らしやすくなりました。
複合機まわりに作業台を設置
複合機は多くの社員が使用するため、配置によっては人が集中し、通路をふさいでしまいます。
今回は、執務スペースの中央から少し離れた位置へ複合機を配置しました。
近くには、印刷物を並べたり、資料をまとめたりできる小さな作業台を設けています。
印刷後に自席まで戻らなくても資料を整理できるため、日常業務の移動を減らせます。
シュレッダーや廃棄書類用の収納も近くへまとめました。
休憩と短い打ち合わせに使えるスペース
改装前は、社員が自席で食事や休憩を取っていました。
仕事と休憩の切り替えが難しく、デスクの上に飲食物を置くことにもなります。
そこで、事務所の奥に小さな休憩スペースを設けました。
テーブルと椅子に加え、冷蔵庫、電子レンジ、給湯設備を配置しています。
昼休みだけでなく、二人から三人程度の短い打ち合わせにも利用できます。
執務スペースとは家具と床材の切り替えで緩やかに分け、休憩中の会話が仕事中の社員へ直接伝わりにくい配置としました。
電源と通信配線を整理
改装前はコンセントが不足し、机の下や通路付近に延長コードが増えていました。
配線が絡まり、掃除がしにくいだけでなく、社員が足を引っ掛ける危険もありました。
今回は、デスクの配置に合わせて床と壁へ電源を増設しました。
パソコン、モニター、電話機、充電器など、各席で使用する機器を想定して回路を計画しています。
通信配線も整理し、安定した接続が必要な席には有線接続を設けました。
オンライン会議室と応接室にも、電源と通信端子を配置しています。
将来的な席数の増加にも対応できるよう、予備の配線経路を確保しました。
照明を見直して事務所全体を明るく
改装前は古い蛍光灯が使用されており、場所によって明るさに差がありました。
窓から離れた中央部分は特に暗く、夕方になると室内全体が重い印象になっていました。
今回は既存照明を撤去し、省エネルギー性の高い照明へ交換しました。
執務スペースは、パソコン作業や書類確認を行いやすい明るさを確保しています。
応接室と休憩スペースは、執務スペースより少し落ち着いた明るさに調整しました。
照明器具を均等に並べるだけでなく、デスク、収納、通路の位置に合わせて配置し、作業面に影ができにくいようにしています。
空調の風が一部の席へ集中しないよう調整
改装前は、空調の風が一部のデスクへ直接当たり、席によって暑さや寒さに差がありました。
間取り変更に合わせて、空調機器の能力と吹き出し位置を見直しました。
社員の顔や身体へ風が直接当たり続けないよう、吹き出し方向を調整しています。
応接室、オンライン会議室、休憩スペースにも空気が届くよう、各空間の使用人数と扉の位置を考慮しました。
換気についても、室内全体で空気が滞留しにくい経路を計画しています。
床材は遮音性とメンテナンス性を重視
執務スペースには、部分的な交換が可能なタイルカーペットを採用しました。
椅子の移動音や足音を抑えやすく、汚れた部分だけを交換できます。
通路と休憩スペースには、耐久性と清掃性を考慮した床材を使用しました。
床の色を大きく変えすぎず、事務所全体に統一感を持たせています。
休憩スペースだけは少し色味を変え、用途の違いが自然に分かるようにしました。
木目とグレーを使った落ち着いた内装
オフィス全体は、白、木目、グレーを基調にまとめました。
壁と天井を明るくし、床には落ち着いたグレーを使用しています。
受付、応接室、休憩スペースには木目を取り入れ、無機質になりすぎないようにしました。
企業のイメージカラーは壁全体へ使わず、サインや家具の一部に取り入れています。
流行を強く反映したデザインではなく、社員数や家具が変わっても使いやすい内装を目指しました。
入口と受付を分かりやすく
改装前は、入口を入っても受付の場所が分かりにくく、来客が執務スペースまで進んでしまうことがありました。
今回の改装では、入口正面に小型の受付カウンターを設置しました。
受付の背面には会社名のサインを配置し、初めて訪れる方にも受付場所が分かるようにしています。
大きなカウンターを設けず、来客対応に必要な機能だけに絞ることで、限られたスペースを有効に使いました。
将来的な人員増加へ対応
F様の会社では、今後も社員を採用する可能性がありました。
現在の人数に合わせてデスクを固定すると、増員時に再び大きなレイアウト変更が必要になります。
そこで、デスクと間仕切りは移動しやすい仕様とし、席数を追加できる余白を残しました。
電源と通信配線にも予備を設け、増員時に大規模な工事を行わなくても済むようにしています。
収納についても、現在の書類量だけでなく、今後の増加を想定して計画しました。
工事中も業務を継続できる工程を計画
F様の会社では、改装工事中も事業を完全に止めることができませんでした。
そのため、一時的な事務所へ必要なパソコン、書類、通信機器を移し、業務を継続しながら工事を進めました。
工事は、既存家具と不要な間仕切りの撤去から開始しました。
その後、電気配線、通信配線、空調・換気設備、間仕切り壁、収納下地を施工しています。
内装仕上げ後に、照明、造作家具、収納、デスク、椅子を設置しました。
最後にパソコンや複合機を接続し、電源、通信、空調、照明が問題なく使用できるか確認しています。
工期は約1か月です。
書類や機器の移動日も含めて工程を調整し、予定していた業務再開日に合わせて引き渡しを行いました。
完成後のお客様のご感想
完成後、F様からは次のようなご感想をいただきました。
「以前は机と棚が増えすぎて窮屈でしたが、通路が広くなり、社員同士も相談しやすくなりました。書類や備品の収納場所が決まったことで、探し物も減っています。応接室とオンライン会議用の部屋ができたため、来客対応や会議もしやすくなりました。」
社員の方からも、照明が明るくなったことや、集中席と休憩スペースを使い分けられることが好評とのことです。
完成写真
工事概要
- 所在地:滋賀県栗東市
- お客様:F様
- 工事種別:既存事務所のオフィス改装工事
- 工期:約1か月
- 施工内容:既存間仕切り・内装撤去、執務スペース改装、受付・応接室・オンライン会議室・休憩スペース新設、電気工事、通信配線、照明工事、空調・換気工事、床・壁・天井仕上げ、書類収納、備品収納、造作家具、サイン工事
- 主な目的:収納不足の解消、社員動線・来客動線の改善、執務環境の向上
- 施工担当:株式会社空間デザインエイト
オフィス改装で確認したいポイント
オフィス改装では、内装の色や家具を決める前に、現在の働き方と問題点を整理する必要があります。
計画初期には、次の項目を確認しましょう。
- 現在と将来の社員数
- 部署ごとの連携頻度
- 来客人数と打ち合わせ回数
- オンライン会議の利用頻度
- 保管する書類と備品の量
- 必要な電源と通信設備
- 空調と換気の状態
- 社員が休憩できる場所
- 工事中の業務をどこで行うか
現在の問題点を整理せずに家具だけを入れ替えると、通路や収納の使いにくさが残る場合があります。
業務内容と社員の動きに合わせて、間取り、設備、収納をまとめて計画することが重要です。
収納を増やす前に書類を整理する
収納不足を感じると、大きな棚を追加したくなります。
しかし、保管期限を過ぎた書類や使用していない備品が残っていると、収納を増やしてもすぐに埋まってしまいます。
改装前に書類と備品を整理し、必要な収納量を確認しましょう。
使用頻度の高い物は使う場所の近くへ、長期保管する物は壁面収納へまとめることで、日常の移動を減らせます。
栗東市でオフィスリフォームをご検討中の方へ
株式会社空間デザインエイトでは、栗東市を中心に、滋賀県内の事務所、オフィス、店舗併設事務所、ショールームなどの新装・リフォーム工事を行っています。
既存事務所の現地調査から、レイアウト、受付、応接室、会議室、収納、電気、通信、照明、空調、換気、家具配置まで、会社の働き方とご予算に合わせてご提案します。
「古い事務所を明るくしたい」「社員が働きやすいレイアウトへ変更したい」「収納やオンライン会議スペースを増やしたい」といったご相談も承っております。
栗東市で事務所やオフィスの改装をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
