「風呂キャンセル界隈」というワードがX(旧Twitter)でトレンド入り、多くの人から共感を集めた。「面倒」「疲れている」といった理由で、日常的に入浴しない人々を指すようだ。そんな背景もあってか、効率的に体を温められる新発想のシャワーが売れている。
LIXIL(リクシル) が2022年6月に発売した「ボディハグシャワー」は、両サイドのアームに計10カ所のノズルが配置され、首から足首まで体を包み込むようにお湯を当てられる。42度で5分間ほど浴びると、ハンドシャワーより体の深部温度が上がって、ポカポカした状態が続きやすくなって、浴槽入浴と比べて節約効果も見込めるという。
こうした特徴が受け入れられ、発売2年目となる2023年度の売り上げは前年比2倍に。通常、全身シャワーは介護目的での利用が多いが、購入者の約5割が共働き世帯や若年層などで介護以外の目的で選んでいるそうだ。
ボディハグシャワーは、お使いのバスルームに、最短60分で取付けできます。
ボディハグシャワーは、お使いのバスルームに、最短60分で取付けできます。
また、器具取付けにかかる時間は目安です。
取付けにあたっては専門スタッフの訪問による事前確認が必要です。
LIXILの「ボディハグシャワー」とは
LIXILの「ボディハグシャワー」を詳しく知るには動画をご覧ください。
LIXILの「ボディハグシャワー」の価格
LIXILの「ボディハグシャワー」は、新築需要よりもリフォーム需要が高まっていたり、シャワー浴が増えていたりする現状を踏まえて開発が始まった。浴室の水栓を活用して後付設置が可能、空間に違和感なく溶け込むようなデザインとなっている。
鏡の横にアームが2本取り付けられており、シャワーに見えづらい。価格は施工費込で22万円~となる。
LIXILの「ボディハグシャワー」の使用方法
使用時は、アームを前に倒して好みの角度に調整して浴びられる。ノズルは全部で10カ所あり、上下の2つはほどよい刺激で当てる星型、それ以外はやわらかい霧状にしている。
立っても座っても浴びられるが、リクシルが推奨するのは座った姿勢で42度で5分間浴びること。同社の調査によると、通常のハンドシャワーよりも体の深部温度が上がりやすく、入浴後も体が温かい状態が続きやすいという結果が出ている。
LIXILの「ボディハグシャワー」の満足度
LIXILの「ボディハグシャワー」を体験してみて感じたのは、想像以上にカラダが温まるということです。通常のハンドシャワーですと、カラダにお湯を一度に当てる面積が少ないので、温める効果はほとんどないですし、カラダをキレイにする効果しか期待できないのですが、LIXILの「ボディハグシャワー」はかなり沢山ノズルが付いていて、効率的に温められます。
通常のシャワーと少し違うのは、浴びた時の水の出方がかなり工夫されていて、皮膚表面が刺激されて気持ちがいいということ。これは海外のスパなんかでよく見られるヴィシーシャワーという、全身に小さなノズルからシャワーを浴びるやり方があるのですが、それに似ている感じがしますね。
LIXILの「ボディハグシャワー」の購入
水栓交換の有無、シャワーヘッドの種類をお好みの組合せで選択できます。
ボディハグシャワーは、ホワイト・ブラック・プレミアムブラックの3セットございます。
「ボディハグシャワー」の、取付け可能なバスルーム・水栓
ユニットバスルーム、在来浴室のどちらにも取付け可能です。ただし、壁の種類によって、また劣化した壁には取付けできない場合があります。
サーモスタット水栓(シャワーホースが取外し可能でシャワーヘッドに吐止水のスイッチがないもの)と組み合わせることができます。組合せ不可の水栓であっても、組合せ可能な水栓に交換できればボディハグシャワーを取り付けることができます。
現場条件として、一定の吐水量確保が必要です。(必要流量:シャワーホースから10L/分以上。個人差もあるため、余裕を持った流量をおすすめします。) 吐水量確認方法:水温を約40℃に設定の上、シャワーヘッドを外してシャワーを全開にし、ペットボトルや計量バケツ、バケツと体重計等を使用して流量をご確認ください。1分間で10L (=10kg)以上お湯がたまる、または、2L(=2kg)のお湯が約12秒でたまれば、10L/分です。
※ なお、流量が足りない場合でも、対応によって取付け可能となる場合があります。 事前確認を依頼し、訪問する専門のスタッフにご相談ください。